
【分科会名】世界の水の将来に向けた世界湖沼ビジョンと統合的流域管理の促進
【主催者】 滋賀県、ILEC、琵琶湖・淀川流域圏の再生(琵琶湖・淀川流域圏再生推進協議会)、ソーラーシップネットワーク(GNF) 【報告されたローカルアクション】 国際湿地再生シンポジウム2006年(滋賀県)、琵琶湖・淀川流域圏の再生(琵琶湖・淀川流域圏再生推進協議会)、ソーラーシップネットワーク(GNF) ![]() |
第4回世界水フォーラムの3日目に入りました。今日のテーマは「統合水資源管理の実施」です。今日は日本水フォーラム主催の分科会が多数開催されました。
【タイトル】世界各国におけるIWRMの取り組み状況評価 3月18日(水)に、WWAP、GWP、UNDP、UNEPの共催により、世界各国におけるIWRM(Integrated Water Resources Management;統合水資源管理)の取り組みに関する分科会が開催されました。この分科会は、IWRMを取り巻く人々の関心の高さを反映し、本フォーラム中、唯一3コマ連続で行われるセッションであり、最も大きな会場の一つであるValparaiso1がほぼ満員となるほどのものでした。 午前中の分科会では、各国におけるIWRMの取り組みに先立ち、IWRMの進捗状況を評価する取り組みを行っている各機関からの報告がありました。世界各国を対象としたグローバルな調査として、GWPとJWFが発表を行い、ある地域に焦点を当てた調査として、UNEP、ESCAP、AWCより発表がありました。 これらの調査は、多岐にわたるIWRMの取り組み状況を評価し、人々の意識を啓発するとともに、IWRMの道しるべをつけるという強い意志のもと、様々な協力を得て行われたものであり、その評価手法や評価結果に対する多くの質問が交わされるなど活発な議論を呼び起こすものでした。(なお、それぞれの調査結果については、各機関より報告書としてまとめられ、各機関のHP上で公開されたり、ブースで配布されています。(“Survey of Progress towards IWRM”(JWF)、“Setting the stage for change”(GWP)) JWFは、各国における水資源管理を取り巻く組織、法律、予算等の体制等をアンケート調査から把握し、さらにIWRMの進捗における成果を指標により評価し、82カ国のIWRMの進捗状況をランク分けしました。その結果、28%の国々が順調にその取り組みを進めており、またその成果が現れており、57%の国々がいくつかの進捗が見られ、15%の国々がIWRMの取り組みをまさに始めようとしている段階にあるといった分析がなされました。 パネルディスカッションでは、各国におけるIWRMの進捗状況のモニタリングの重要性については論を待たないものの、そのモニタリング方法についてはなお議論が必要であることがJWF尾田局長より提案があり、またそういった評価を受け、どういったターゲットを据えるかについては、最も基本的な課題である貧困等を加えるべきであるといった議論がなされました。 (報告者:梅村幸一郎、国土交通省) ![]() |
会場で大きな拠点となっているのが「水のエキスポ」。世界の水の事業者や公的機関、国際団体などが自分たちの活動や技術を紹介する出展コーナーがずらりと並んでいます。特に日本水フォーラムが呼び掛けた「日本パビリオン」は約700平方メートルの大きな面積を使って、日本関係の企業や関係省庁、財団などが出展。訪ねてくる海外参加者が熱心に質問したり、交流を楽しんだりしている姿が目立っています。
INWEPF(International Network for Water and Ecosystem in Paddy Field) のブースでは、日本とアジアの「水と土の芸術」である棚田や水田の美しさの秘密を分かり易く展示しています。INWEPFは第3回世界水フォーラム会議をきっかけに形成された組織です。世界の全水利用の約半分をアジアの水田が占めています。今後の人口増加に向け、水田での水利用効率の向上と地球に優しい農業技術と開発について、学術的な研究と現場での応用の両面を支援しています。「お米から作ったせんべいや日本茶を用意してお待ちしております」(牧村宏嗣さん) VISIT JAPANでは日本の主な観光地をビデオで紹介しています。季節ごとの各地の表情が美しい映像で流れていて、10分間見るだけで日本を訪れたような気分が味わえます。メキシコとは全く違う文化の国、日本に大変興味があるようで、ブースはいつも沢山のメキシコ人が訪れています。「日本は物価の高い国、航空運賃が高いというイメージがあるようで、旅行で行くのは難しいと思っている人が多い印象を受けました」(山田悦子さん) 日本パビリオンとは別のエリアでの展示ですが、マリン技研は、メキシコシティ南部の観光名所ソチミルコの湖に水質浄化システムを導入しています。ソチミルコは地元でも人気の行楽地で、週末は多くのメキシコ人が舟遊びに訪れます。しかし水質汚染問題が深刻化して、観光業も打撃を受けていました。水質浄化システムの導入をきっかけに再び多くの人々が訪れる場所になるよう期待されています。ブースにはソチミルコに生息する魚の水槽も展示されています。説明に当たっている弓田純子さんは「遠いといわれる日本とメキシコですが、日本の技術がメキシコの観光産業で役に立っていることは、日本人として大変誇りに思います」 ![]() |
第4回世界水フォーラム事務局 尾島 知
国土交通省 梅村幸一郎 エキスポ語学スタッフ 山田 悦子 エキスポ語学スタッフ 弓田 純子 エキスポ語学スタッフ 牧村 宏嗣 日本水フォーラム事務局 糸岡 栄博 日本水フォーラム事務局 中尾 美和 ![]() |
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